大半は、愚痴をぐだぐだ、書くところ。たまぁに絵も、あるけれど。たいしたことは、ないのですよ?
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死と嘆きと風の都
2000-04-13 Thu 04:27
【高級遊女:カッサンドラとメリッサとその見習い】
(Cassandra, Melissa, and their apprentice, The Hetaira.)

「急いで、貴女達?<風神殿-アネモン>の神官様がお待ちよ」
「んもぅ、新入りィ。グズグズしてると、
アタイの鉄拳が火を噴くよォ?」
「ご…ごめんなさい」

<女蛮族-アマゾン>のような腕力はないけれど
芸のない唯の<売女-ポルネ>とは違うわ

嗚呼...<花代-ドラクマ>と真心を引き換えに美(うるわ)しの夢を売る...

<敬愛する詩人-ソフィア>のような教養はないけれど
学のない唯の<街娼-デミエ>とは違うわ

嗚呼...元々哀しき奴隷の身とはいえ
今は咲き誇る薔薇【高級遊女-ヘタイラ】 花開き風香る春を鬻(ひさ)ぐ (以外)
身寄りなき娘には何もない (けれど)
憐れみならば (要らないわ) 馬鹿にしないで...
アナタの其れは愛じゃない!

「っと、着いたわねぇ」「ぅわーぉ」
「ここが【風の都-イーリオン】…」

「お前らー!さっさと運べ!」「サボるんじゃない!」
「貴様らはここで、死ぬまでこの城壁を築き続けるんだ!」
「さぁ運べ!休むんじゃない!」
「さっさと運ばんかいコラァ!エェイ!」

<壁石-イシ>を運ぶ者 乾いた音(ね)に打たれ
医師を叫ぶ者 地に臥して虚しく

奴隷達の多くは背後に黒き影を纏っていた...
(Many slaves wear black shadows on their backs.)
「えぇぃ、これはもう使いものにならん!」
「うぁぁっ」
「絶望の谷へ、捨てて来い!」

<遺志-イシ>を継げる者 奴隷の替え数多(あまた)
<縊死-イシ>を遂げる者 冥府への逃避行

その影は他の者には視えていないようだったが
(Others can't see the shadow,)
少年は何時からかその存在に気付いていた...そして――
(but the boy is aware of its existence,)
その影を纏いし者は
そう遠くない内に確実に死んでいったのである・・
(he is not even aware of the first time
he could notice it and..
Those who wore that strange dark shadow,
met a certain death in a short period of time.. a CERTAIN DEATH.)

「さぁ、貴様ら死にたくなかったら、とっとと働くんだ!」
「げ!」「ほれぃ!」「ぐあぁ!」
「てぃ!」「うわぁ!」
「石を運んだものにだけ、食事を与えてやらぁ!」「うわっ!…うわっ!うっ…」
「さぁ働け!死ぬまで!働くんだ!」
「うわぁ!」「ホレホレ」

愛と慈しみだけに 抱かれ育った少年は
怒りと憎しみだけを 抱いて今を耐え忍ぶ
いっそ死んだらラクだなんて
きっと今よりマシだなんて
酔った譫言繰り返して
去った希望に追い縋った

そんな負け犬のように <運命-ミラ>に飼い馴らされはしない
たとえ奴隷が犬であれ
剥くべき牙は忘れない

オオカミは奔る前に 満月に吠える

「どこがイイんだい?言ってごらん?
ここか、ここなのか?」
「あぁっ!」「ここか?」「あぁ!」
『<息仔ョ-ネクロス>...
モット生ヲ憎ムガィィ...
ィズレソノ身ハ我ガモノトナル...』
「ここなのか?ほぁっはっは」「嫌だっ…!」
「ほぉらぁ、ほぉぉらぁぁ」
「くそぅ、痛ぇ…あの変態神官、
  いつか殺してやる!」
「よぉブサイクちゃん♪ひでぇツラだなぁ」
「ふん、人のこと言えたツラかよッ」
「フッ、フフッ、ちげぇねぇ!」
「「ハハハハ」」

人は (誰もが)
死すべき <運命-サダメ> を背負い
儘...抱いて (抱かれて) 寂しさを愛で埋める
されど彼等の(多くは)
死すべき<運命-サダメ>を呪い
儘...奪い (奪われ) 虚しさで胸を満たす

少女の頬を伝わる 汚れなき雫を
赤黒き舌先が 掬いかけた刹那

「逃がさないよ、子猫ちゃん」「 嫌ぁ・・」
「イヒ、イヒ、イッヒッヒッヒ」
「嫌ぁ…来ないでぇ!」「私の渇きを潤してくれぇ」
「やぁぁぁ!」「ギャァァア!!」
「大丈夫かい、君?」「…エレフ?」
「ミーシャ!?…追っ手が来る前に逃げよう!ミーシャ!」
「うん!」
「う…うぅ…誰ぞおらぬかあぁぁ!」
「てやっ!」「待てぇぇ!」
「捕まるんじゃねぇぞ!エレフ!」
「お前こそな!オリオン!」「やぁっ!」

繋いだ(手と手)
駈け抜ける<風の都-イーリオン>
降り注ぐ (星屑)
夕闇(よいやみ)の <風の都>
嘆きと死の (城壁)
聳え立つ <風の都>
振り返る (背後に)
遠離る <風の都>

「待て待てぇ!」「たぁ!」「ぐわぁ!」
「必殺!“弓がしなり弾けた焔、夜空を凍らせて”射ち!」
「技名長ぇよバカ!」
「黙らっしゃい!これぞオリオン流弓術が真髄!」
「「ハハハハッ…」」

神域を汚した者を 風神は決して赦さない
(Anemos can never forgive those who disgraced god's domain,)
その怒りは 雨女神と交わり 娘を生むだろう……
(The anger fused with Βροχη and will conceive θυελλα.)

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