大半は、愚痴をぐだぐだ、書くところ。たまぁに絵も、あるけれど。たいしたことは、ないのですよ?
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人生は入れ子人形
2000-04-13 Thu 04:24
「私…古代のロマンに【ズヴォリンスキー】!
嗚呼…穴があったら…掘りたいっ!」

「レディース・アンド・ジェントルメン!
さぁ本日お聞かせするのは私の華麗なる半生
貧しい生い立ちで幕を開ける
涙、涙の物語でございまァす!」

「【ハラショー!】【ハラショー!】
張り切ってまいりましょう!
さぁ腕を組みながら足の筋を伸ばす運動!」

赤く揺らめく <暖炉-ペチカ>家にもあったのに
悲しいけれど 燃やすべき薪がなかった
弟達はいつも<機敏に-チョコマカ>動いてた
腹は減るけど じっとしてたら凍っちまうから

運命の贈り物
不幸を詰めた<入れ子人形-マトリョーシカ>
開けても開けても 悲しみばかり

「【ハラショー!】【ハラショー!】
ボルシチには黒コショー!
さぁ、2番はますます涙ちょちょぎれンスキー」

白く煌めく <大河-ヴォルガ>
風を切り裂いて 走れ<馬車よ-トロイカ>
家は遠いか 空駆けろ
妹達もいつも 腹を空かせてた

「お兄ちゃん、お腹空いたよぉ…」

頑張れ<末妹よ-カチューシャ>
銀のお注射 きっと快くなるさ

「「がーんばれー!」」
「いてー」


人生は贈り物 不条理詰めた<入れ子人形-マトリョーシカ>
開けても開けても 苦しみばかり

「さぁ皆様、
お手元にハンケチなどご用意くださいませ。
ここまではほんの序章に過ぎません。
本当に悲惨なのはここからでございまァす」

臥せる少女の治療費で 貧しい家計は燃え上がり
<父親-パパ>は遠くの炭坑で 岩が崩れて下敷きに
登りは(険しき)坂道も(転がり)堕ちるは(正に)刹那

死せる少女の葬列に 愛した二人の影はなく

「パパ…」「ホラ、泣かないの」「ママぁ…」

「お父さんに、お別れしましょうね」

<母親-ママ>も娼婦の格好で 無理が祟って旅立てり
どんなに(険しき)坂道も(転がり)堕ちれば(正に)刹那

「貴方、あ・な・た!」
「おぉ、エイレーネ!!愛しの我が妻よ……
私、君の魅力に【ヴォリンスキー】!」

「何馬鹿なこと仰ってるんですか、
 作業の方はいかがですの?」
「順調、快調、絶好調!
 今は丁度休憩していた所です。
 あぁ、君たちはもう良いですよ。
 はい、ありがとう【スパスィーバ、スパスィーバ】」
「つれないわねぇ」「もう終わり?」「あたいの鉄拳がぁ!」

「おほん、それでは諸君!
 張り切って作業を再開いたしましょう!」
「任せて帰りましょうかね」「待ってよ?」「待ってよぉ、お姉さまぁ」
「「ハラショー」」

掘っても掘っても砂ばかり
どれだけ掘っても脈がない
拝金野郎の妄想さ
無駄な努力と<他者-ヒト>は言う
それでも<夫-アナタ>は諦めないわ

掘っては掘っては砂埃
どれだけ掘っても切りがない
成金野郎の道楽さ
馬鹿な男と<学者-ヒト>は嗤う
それでも<妻-ワタシ>は着いてゆくわ

(眩く)輝く黄金や(世界中に)轟く名声が
(貴方は)欲しい訳じゃない(燃えるような)夢が見たいだけ

<運命-ミラ>が望むのは 喜劇か悲劇か
今もう一度【神話】を歴史の舞台に立たせたい……

貧しい一家は離れ離れ 私は商家へ丁稚奉公

不細工な顔だと虐められたけど
誰よりも必死に働いた

私(貴方)を支えたのは家族の存在と
母の形見となった一冊の<叙事詩-本>

――“運命は残酷だ されど彼女を恐れるな
<女神-ミラ>が戦わぬ者に
微笑むことなど決してないのだから”――

人生は贈り物 不条理詰めた<入れ子人形-マトリョーシカ>
それでも私は(夫-アナタ)は
掘るだろう(でしょう)
そこに穴があるかぎり……

「うおおお!」「あなた?」
「エイレーネ、エイレーネ!」「何ですの?」
「ハラショー!」「えぇ?」
「ハラショー!」「まあ……!」
「ハラショォォーー!!」「素晴らしいわ…!」

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