大半は、愚痴をぐだぐだ、書くところ。たまぁに絵も、あるけれど。たいしたことは、ないのですよ?
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天使の彫像
2000-04-13 Thu 04:20
後の世に【神の手を持つ者】
と称される彫刻家『オーギュスト ローラン』
戦乱の最中に失われ
平和と共に姿を現したとされる
未だ神秘のヴェールに包まれた彫像
彼の稀代の傑作<天使-アンジェ>に秘められし
知られざる<ロマン>

「物言わぬ冷たい石に<イノチ>を灯せる等と
俗人達が謳うのは唯の驕りに過ぎぬ
在る物を唯在る様に 両の手で受け止めて
温もりに接吻けるように 想いを象るだけ」

<風車小屋-ムーランナヴァン>
空を抱いて 廻り続ける丘の上
<アトリエ>は他を拒むように 静かに佇む影

彼は唯独りで描いた我が子の<表情-カオ>も知らずに

【足りないのは小手先の<素描力-デッサン>ではない
現実をも超える<想像力-イマジナシオン>】

「嗚呼光を 嗚呼もっと光を
<即ち創造-クレアシオン>憂いの光を」

生涯逢わぬと誓いながら
足げく通う<修道院-モナステール>
子供達の笑い声 壁越しに聴いている
「君の手が今掴んでいるであろう
その<宝石-イシ>はとても壊れ易い
その手を離してはならない
例え何が襲おうとも」

彼は日々独りで描いた我が子の<笑顔-カオ>も知らずに

【必要なのは過ぎし日の<後悔-ルグレ>ではない
幻想をも紡ぐ<愛情-アフェクシオン>】

「嗚呼光を 嗚呼もっと光を
<即ち贖罪-エクスピアシオン>救いの光を」

如何なる賢者であれ 零れる砂は止められない
彼に用意された銀色の砂時計
残された砂はあと僅か

母親の灯を奪って
この世に灯った小さな『焔』
その輝きを憎んでしまった
愚かな男の最期の悪足掻き
想像の翼は広がり
やがて『彫像』の背に翼を広げた

「嗚呼 もう想い遺すことはない
やっと笑ってくれたね」

「もういいよ パパ」

「其処にロマンは在るのかしら?」
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