大半は、愚痴をぐだぐだ、書くところ。たまぁに絵も、あるけれど。たいしたことは、ないのですよ?
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星屑の革紐
2000-04-13 Thu 04:19
サリュ アンシャンテ!
差し出した手を―
嗚呼…エトワール
小さな小指(ユビ)で懸命に握り返してくる
あなたの歩む道程が
輝くようにエトワールと…

ある雨の朝…いつものように少女が目を覚ますと…
ベッドの横には優しい父親…
そして大きな黒い犬が居た…
雨の匂い…くすぐったい頬…どこか懐かしい温もり…
小さな姉と大きな妹…
二人と一匹…家族となった特別な朝…

嗚呼 私は星を知らない
遠過ぎる光は届かないから
嗚呼 僅かな視力でさえも
何れ失うと告げられている

エクスキュゼ モワ マ メール
ス ノン
ジュ ネィム パ セット
アブソリュマン ドュ メーム
エクスキュゼ モワ

勇気を出して―
嗚呼 プルーと屋外(ソト)へ出たけど
歩く速度が抑(ソモソモ)違うから
嗚呼 暗闇に沈む世界では
ちょっとした段差でも転んでしまう
エクスキュゼ モワ モン ペール
ス ウィユ
ジュ ネイム ッパ セット
アブソリュマン デュ メーム
エクスキュゼ モワ
細い<革紐-アーネ>じゃ―
心までは繋げないよ
<愛犬-プルー>が傍にいたけど
私は孤独(ヒトリ)だった

別々に育った者が…解り合うのは難しい…
ましてや人と犬の間であれば
尚更の事である…
それからの二人は…
何をするにも何時も一緒だった…
まるで…空白の時間(トキ)を埋めようとするかのように…
姉は甲斐甲斐しく妹の世話を焼き
妹は姉を助けよく従った…
父の不自由な腕の代わりになろうと…何事も懸命に…
其れは…雨水が大地に染む込むようにしなやかなに…
根雪の下で春を待つように…小さな花を咲かせるように…

急に吹いた<突風-ラファル>に手を取られ
<アーネ>を離したけど
もう何も怖くなかった
星屑の<アーネ>で繋がっていたから

弱い姉だ―
それでも嗚呼 ありがとうね
プルーが傍にいたから私は何処へだって往けた
大好きだよ プルーが傍にいたから私は強くなれた

星空に抱かれて夢を見た
あなたが産まれてきた朝の追憶(ユメ)を
銀色に輝く夢の中
零れた砂が巻き戻る幻想(ユメ)を
嗚呼 何の為に遣って来たのか
最期に判って良かった―

忘れない[よ/で]…[君/母]と歩いた
[暗闇/苦しみ]に煌めく世界を
いつだって嗚呼[人生/愛]は星屑の
[輝き/瞬き]の中に在ることを

祈りの星が降り注ぐ夜
→プルーは静かに息を引き取った
悼みの雨が降り注ぐ朝
→冷たくなった彼女の腹から取り出されたのは
光を抱いた小さな温もり
→黒銀の毛並みを持つ子犬だった

―そして<ロマン>の翼は地平線を軽々と飛び越えるだろう
やがて懐かしくも 美しき
あの《荒野》を駈け廻る為に…

「其処にロマンは在るのかしら?」

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